アンケートデータをアップロードしてソーシャルのデータと比較してみよう

はじめに

コロナ禍での生活が続いていますが、もう「withコロナ」生活には慣れましたでしょうか?私はテレワーク生活が長くなり、もう会社への行き方を忘れてしまいました。

第2回目は、社内で独自に所有しているデータをNetBaseにアップロードして分析する方法をご紹介します。


顧客満足度調査の回答データやNPSスコア、口コミサイトのレビューデータなど、企業では商品やサービス改善のために様々なデータを蓄積していると思います。しかし、実際にデータを活用するのは簡単ではありません。

多くのデータの中から条件に合うデータに絞り込んだり、Excelでグラフ化したりと手間がかかるだけでなく、そこから傾向やインサイトを見つけるには高度な技術と知識も必要です。

NetBaseはソーシャルメディア上のデータを収集できるだけでなく、独自データを取り込むこともできるため、社内のデータをNetBaseの分析機能を使って分析することができ、データのグラフ化からインサイトの発見までが自動で行えるようになります。

今回は、ある缶コーヒーの商品に関する顧客へのアンケートデータをアップロードし、ソーシャルメディア上での消費者の声と比較してみました。

分析のやり方

NetBaseに独自データをアップロードする方法は簡単です。データをCSVファイルにまとめたら、あとは日付や性別を指定の形式に合わせて、NetBase上にアップロードするだけです。

(アップロードするCSVファイルの例)

NetBaseでは様々なデータタイプに対応するため、評価の点数やNPSスコアでフィルタリングする機能なども提供されています。

このアンケートデータと、NetBaseで収集したソーシャルメディア上のデータを比較したのが次のダッシュボードです。左の購入者対象アンケートの結果を見ると「香り」にポジティブ意見が多く、「量」に問題があることが分かります。一方でソーシャルメディア上の意見を見ると、アンケートと同様に「香り」を評価する声がありますが、「苦味」に関してネガティブな意見が多いようです。このように、アンケートとソーシャルのデータを組み合わせることで、幅広く消費者の声を把握することができます。

※ソーシャルメディアの実際の投稿にはモザイクをかけています。

アンケート調査では、企業側が気になっていることを消費者にストレートに質問できるなどのメリットがありますが、調査対象者を選択することによって回答者に特定の傾向が生じたり、質問の仕方によってバイアスが生じたりします。一方でソーシャル・リスニングでは消費者が自発的に発信した声を拾っているためバイアスがかからず、消費者がこぼす愚痴などの細かいデータまで収集することができます。どの調査方法もメリットやデメリット、回答の傾向がありますが、データを組み合わせることでデータの精度を高め、消費者の声を多面的に捉えることができます。

今回はアンケートデータとソーシャルメディアのデータを比較しましたが、この機能を使用すれば様々なデータの活用がスムーズになり、分析の幅も格段に広がるはずです。ぜひ一度ご検討ください。

ソーシャル・リスニングに関するご質問やNetBaseのデモをご希望の方はお気軽にご連絡ください。また、弊社ではTDSE社と共同でコロナ前・コロナ後での分析キャンペーンを実施しております。ご希望の方は以下のフォームより是非お申し込みいただければと思います。

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