生活者と向き合うソーシャルリスニング ~緊急事態宣言編~

昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大は、ワクチンの普及により、終息に向けてのシナリオがようやく見えてきたと言えるのかもしれませんが、足元では、東京での感染者増加を受けて、オリンピック開幕まで2週間を切るこのタイミングで7/12から4度目の緊急事態宣言が発令されることとなりました。

1年以上に渡って未だに脅威が続く状況への不安と、ワクチンや各種感染対策への期待、自粛や制限によるストレスなど様々な感情があると思われる中、4回目の緊急事態宣言を受けて、緊急事態宣言が生活者にどのように受け止められているのか、NetBaseによるソーシャルリスニングで傾向を見てみました。


過去の緊急事態宣言発令時の生活者の傾向

設定:
・「緊急事態宣言」を含むTwitter投稿
・個々の反応を把握するためにオリジナル投稿のみに絞り込み
・発令に対する反応を捕捉したいため、期間通期ではなく、宣言期間初日を含む期間前1週間を対象

▼1回目の緊急事態宣言(2020年4月1日~4月7日)

期間中の投稿は73万件で、主に発令期間前日と初日に投稿が集中。
「怖い」という感情が伺える一方で、「必要」「待ち望む」という期待感も多く、ネガティブよりポジティブの割合の方が多いのが1回目の宣言発令における特徴だったかと思います。

▼2回目の緊急事態宣言(2021年1月2日~1月8日)

2回目の宣言発令については、前回よりも多くの投稿があり、宣言発令における賛否それぞれ話題になっていたことが伺える。「やだ」「困る」「必要」といった声が多く見られ、1回目よりもネガティブの割合が増加しているようでした。

▼3回目の緊急事態宣言(2021年4月19日~4月25日)

3回目も、2回目同様常時緊急事態宣言の話題がある中で、投稿ボリューム自体は微減。ただ、「疑う」「飽きる」「だるい」「やだ」「悪い」といった声が大きく、ネガティブの割合もポジティブを若干上回ってきていることがわかりました。

過去3回の緊急事態宣言においては、徐々にネガティブが強まり、宣言の必要性への同調が薄れてきているとも伺えるかもしれません。

4回目の緊急事態宣言

そういった状況の中、3回目の宣言解除から1ヵ月も経たない中での4回目の緊急事態宣言発令が決定し、生活者はどのように受け取られているでしょうか。

▼4回目の緊急事態宣言(2021年7月6日~7月12日)

宣言発令決定の7月8日に投稿が大きく増加し、これまでの宣言発令時よりもインパクトがあったと言えるでしょう。
話題の中身としては、「飽きる」「よくない ※「いい」の打ち消し」「どうでももいい」「嫌」「悪い」といった声が多く、その反応として、ネガティブが多かったことが見て取れます。

また、この期間に最もリツイートを獲得している投稿の内容は、「2021年東京に緊急事態宣言が出された期間」として、カレンダーが塗り潰された画像付きツイートだったりと、緊急事態宣言期間が常態化していることへの皮肉に対して共感が集まっているようでした。


最後に

いかがでしたでしょうか。
今回、コロナ禍で何度か世の中の動向を左右してきたと思われる「緊急事態宣言」を対象として、ボリュームと推移、そして話題傾向を簡単に捉えて、世の中の風潮の変化を考察してみました。
緊急事態宣言への生活者の反応一つとっても4回の中でそれぞれ変化しており、その変化を理解して打ち手を行う必要があることを示しているのかもしれません。


ソーシャルメディア分析やNetBaseに関するご質問、NetBaseのデモをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

Comments are closed.

Share via
Copy link
Powered by Social Snap