ソーシャルリスニングが企業にとって価値ある投資である理由

by Kimberly Surico | 2021年3月19日| ソーシャルリスニング、コンシューマーインテリジェンス
参照元:https://netbasequid.com/blog/enterprise-social-listening/
本記事はNetBase Solutionsによって書かれた上記の記事を翻訳したものです。


2020年のパンデミック以前から、消費者のニーズや欲求は常に変化するもので、消費者が何を求めているかを理解することはどのブランドにとっても非常に重要なことでした。そして、パンデミックの影響によって、消費者の行動はさらに変化し、より不安定になる中で、企業がソーシャルリスニングを行わない理由があるのでしょうか。

以下に示すように、「企業のソーシャルリスニング」に関するニュースやブログの会話は、11月の選挙の直前に急増しました。それ以来、これらの会話は一貫して増加しており、理由は明確です。企業はこのテクノロジーが必要だと感じており、競合他社を凌駕すべく、緊急に検討しているのです。

それは理にかなっていると言えるでしょう。なぜなら、ソーシャルリスニングで得た情報をアクションに反映させることで、貴重な時間とリソースの節約に繋がるからです。

この記事では、ソーシャルリスニングがマーケティング活動を最適化し、どうカバーしているかを説明します。

  • 優れたツールが提供する、多くの利益を生み出す方法
  • 消費者分析を重視している企業は、なぜ市場シェアを獲得できているのか
  • ソーシャルリスニングを「場当たり的」な活動にしてはいけない理由

消費者データ分析は、企業がKPIで競合他社をしのぐのに役立ち、その結果、消費者分析市場は2025年までに102億ドルに達すると予想されています。それは今後も間違いなく持続していくトレンドです。なぜブランドはそれが必要だと思うのですか?確認してみましょう。


ブランドには、優れたソーシャルリスニングツールが必要

ソーシャルリスニングを利用する企業は、KPIで競合他社をしのぐ可能性が高くなります。そして、それは利益、売上、アイデア、ROIに当てはまります。ただし、すべてのソーシャルリスニングツールが同じクオリティではないため、それによる得られるものの差が発生します。

ソーシャルリスニングの一般的なユースケースとして、トレンドの特定に関するものですが、その背後にある真の力はほとんど過小評価されています。トレンドを把握できることは素晴らしいことですが、それに加えて細部まで絞り込むことができるかどうかが、真価が問われるところです。それは例えば、ブール型検索のような機能があることや、対象とする特定のチャンネルを選択できる機能といった特別な機能が実現してくれるでしょう。

また、初期結果の時点で、曖昧さの解消・微調整のための機能として、キーワードやハッシュタグの「追加・除外」といったオプションがあり、効率よく結果を絞り込めたり、関連のあるキーワードのリストを簡単に出せることは、分析の効率的なアプローチとして非常に役立ちます。

さらに、データを分析するための様々な機能や期間を設定し、競合分析、ブランドベンチマーク、インフルエンサーの特定、ニュースとソーシャル投稿量・内容の比較、カスタマージャーニー、ブランドモニタリング、リスクモニタリングといったようなダッシュボードとして活用することが可能であり、検索する期間をカスタマイズすることで、過去の指標を過去1時間程度の最近のものと比較するようなレポートにも活用できます。そしてこれらは、PDFやExcelに書き出すことも簡単に行うことが可能です。

そして、企業はこれらの情報をリアルタイムで求めていて、それは非常に重要なことです。なぜなら、消費者はますますせっかちになっており、世界の37%が企業からの回答をその日のうちに期待しているからです。アラートを設定することで、ブランドは迅速に対応することができます。そして、優れたソーシャルリスニングツールはそれも提供します。

ソーシャルリスニングは企業にアドバンテージをもたらす

世界には42億人のソーシャルメディアユーザーがおり、41億5千万人がモバイルデバイスを介してソーシャルメディアを利用しています。そのため、ソーシャルリスニングは、話題を把握したいとき、シェアオブボイスをモニターしたいとき、競合他社をモニタリングする際に不可欠です。企業が消費者とその特徴を理解する方法として、他に方法があるでしょうか。もし、消費者や市場の理解の仮説が企業の主観なのであれば、おそらくそれは大きな誤りでしょう。また、消費者は思い込みを嫌います。以下に示すように、消費者はあなたの思い込みに対して極端な感情を表しますが、それは励ましではありません。消費者は、誤解されていると感じたら、すぐにそれを発信します。

ソーシャルリスニングは、消費者の好き嫌いや、特定の製品やインフルエンサーに対する評価、さらにはブランド間の比較などを明らかにします。自社ブランドの強みや課題はどこにあるのか?これは、企業のインサイトを、調査の域をはるかに超えたものにする情報です。企業は、消費者のセグメントや、投稿のリーチ、エンゲージメント、感情に関する個別の指標を調べることができます。また、キーワード、ハッシュタグ、絵文字、画像、業界特有の言葉などを検索して見つけることができます。

そして、生活者がブランドアンバサダーのように、気付きを与えてくれます。ソーシャルリスニングで発見された感情や属性情報のおかげで、大規模なオーディエンスに対してこれを行うことができるのです。

肝心なのは、リアクティブではなくプロアクティブにソーシャルリスニングを活用していくこと。それにより、ブランドの健全性を確保し、消費者や新たなトレンド、その他の重要な情報を最初に得られ、競争上の優位性を得るための最良の方法と言えるでしょう。また、先発者のアドバンテージを持つことは、間違いなくプラスになります。

競争力の維持にはソーシャルリスニングが必要

消費者分析市場は、2025年には102億米ドルに達すると予想されています。これは、データに裏付けられており、企業はそれを認識しておく必要があります。

消費者の行動を長期的にモニタリングし、会話の傾向を特定することは、これらの会話や傾向を迅速に把握することを意味しており非常に重要です。ある投稿の急激な伸びは新たな傾向を表していますか?苦情がリツイートなどで広まり始めたのか?どちらにもアクションを起こすべきでしょうか?ソーシャルメディアリスニングは、ノイズと注意すべきニュースを素早く区別し、すぐに行動を起こすことが必要なのか、状況を静観するためべきかの適切なインサイトを提供します。

ブランドの健全性を維持するために、情報に基づき戦略的な意思決定を行うにはこれが唯一の方法です。潜在的な問題や傾向を場当たり的にチェックするだけでは、多くのことを見逃してしまいます。そのような情報を見逃していると、競合他社にチャンスを与えることになったり、あるいは自社の市場シェアを奪われることに繋がります。そうならないと言い切れますか?ということで、消費者の声を参考にして、まずは一度デモを実施してみてはいかがでしょうか。


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