はじめに
こんにちは、先週から9/29までSDGs習慣が開催されていますね。社会課題や環境問題への課題意識が高まっている方もいるかと思います。
さてそのような環境問題への対策の一環として7/1にプラスチック製買物袋の有料化が行われました。
NHKによりますとプラスチック製買い物袋が有料化されたことにより、大手コンビニでのレジで有料のレジ袋を辞退する人は全体の7割以上にも上ることが分かりました。これにより例えばファミリーマートだけでも年間で9000トンのプラスチックごみの削減につながるとみられています。
各社によりますと、先月のレジ袋の辞退率は、
▽セブン‐イレブンが75%、
▽ファミリーマートが77%、
▽ローソンが76%となり、各社とも70%を上回りました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200803/k10012547971000.html
NHK
大半の人がレジ袋を辞退しているようですね。
そのような中で今回はレジ袋に代わり注目を集めているエコバッグについてSNSでの反応はどうなっているかNetBaseを使って見てみましょう。
ソーシャル上の分析結果概要
下の図は2019年から過去1年の投稿数とセンチメント(ネガポジ)、投稿者数を表示したものになります。投稿数は約52万件、センチメントは92%、投稿者は約30万人となっています。
時系列で見てみると青い線が投稿量を表しており、今年の7/1のレジ袋有料化がピークであることが分かります。
内訳を見てみると投稿の多くがキャンペーンやプレゼント企画であることが分かります。
プレゼント企画の中身を見てみると大手コンビニや量販店、メーカーを始めとして様々な企業がエコバッグキャンペーンを繰り広げ、バズっていることが分かります。エコバッグ商戦が起きているといっても過言ではないですね。
消費者の投稿を分析
キャンペーンが繰り広げられていることは分かりましたが、実際の消費者はどのような事を話しているのでしょうか。もう少し深堀してみたいと思います。
キャンペーンやプレゼント企画の投稿を除外してみると約39万件の投稿がありました。
キャンペーンを除外すると約40万投稿だったので20%がキャンペーンに関するものだったことが分かります。
さらにリツイートを除いてみると22万投稿ありました。
その中でネガポジ割合を見てみると 91.4%がポジティブで8.6%がネガティブな事が分かりました。
要するに肯定的な意見は全体の90%以上という事になりますので、冒頭のレジ袋の辞退が多い事と合わせてエコバッグに肯定的な意見が多いという事だと思います。
また男女の割合を見てみると女性の投稿が圧倒的に多いようです。
また上位で語られているブランドはポケモンやセブンイレブン、ローソン、楽天となっています。
エコバックに対する意見を見てみると、それぞれ以下のようになっていました。
肯定的な意見
- オリジナルのエコバッグを作れてうれしい
- (ポケモンなどの)可愛いエコバッグを手に入れた
- 持っていたエコバッグが使えて便利・活躍している
といった意見が多く見られ、これから使う事に対するわくわく感などがつたわってきました。
否定的な意見
対して否定的な意見は以下のようなものがあります。
- 持参するのが面倒くさい、持ってくるの忘れてレジ袋購入
- 実はエコじゃないのでは?(ゴミ出し用に結局購入している)
- 衛生的ではない、コロナ感染が心配、レジハラ(レジのハラスメント)
これまでの習慣から変わる事による抵抗のようなものが多く、特にコロナ禍ならではの衛生面で気にする方もいるようです。こういった部分は今後エコバッグ界の課題でもあり、テクノロジーによって解決できそうな問題でもありそうです。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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