消費者とブランドにとってライフラインとなったオンラインの繋がり

by Harvey Ranola | 2020年4月6日| Covid-19、ソーシャルリスニング、トレンド
参照元: https://www.netbase.com/blog/social-gatherings-lifeline/
本記事はNetBase Solutionsによって書かれた上記の記事を翻訳したものです。

新型コロナウイルスのパンデミックにより、インターネットの利用に新しい波が訪れています。外出を控える動きが強まるにつれて、消費者はこれまでよりもインターネットで商品を購入する傾向にあります。また企業やブランドは、ソーシャル・ディスタンスが必要とされる中でもビジネスを続けていくため、オフィスワーカーからヨガのインストラクターまで、誰もがテレビ会議プラットフォームやソーシャルメディアアプリを使い始めています。 オンラインでの人との交流は、消費者にとってもブランドにとってもライフラインとなってきているようです。

社会との繋がりを求める消費者

友人や同僚など身の周りの人とコミュニケーションをとるうえで、ソーシャル・ディスタンスはスムーズなコミュニケーションを阻害するハードルになっています。

しかし、自宅で過ごすことが当たり前になった今、人々はこれまでにはなかった新たな繋がり方を模索しており、商品の購入方法からデートの方法まで、多くの消費者の行動に変化が起きています。

たとえば「テレワーク」というキーワードがトレンドになりました。多くの人にとってテレワークは夢だったかもしれませんが、このような形で実現してしまいました。人間は社会的な生き物と言われるとおり、外に出られない状況でも他者とつながる方法を見つけるのでしょう。

新型コロナウイルスによる不測の事態の中で、市場のトレンドは日々変化しています。ブランドには市場の動きを観察し柔軟に対応していくことが求められています。

新しい通常の在宅勤務

オンラインの可能性の再発見

ほんの数週間の間に社会全体が劇的に変化しました。アメリカでは、現在までに600万人以上が失業保険の申請をしており、働いている人も学校に行けなくなった子供のことを考えてワークライフバランスを見直す等の必要に迫られています。

その中でも大きな変化の1つとして挙げられるのは、社会のオンライン化です。ソーシャル・ディスタンスが求められ大人数で集まることができない状況では、インターネットがその代替手段になっているのです。人々は今、買い物をするにも、人と繋がるのにも、暇をつぶすのにもオンラインを利用しています。

そのため、オンライン上の消費者の会話をよく観察しているブランドは、以前にも増してトレンドを分析し迅速な決断を下すことのできるベストポジションにいると言えます。

Covid19-在宅勤務-会話

たとえば薬物依存やアルコール依存と戦っている人々にとって、依存からの回復を目指す自助グループの集まりは、再び薬物やアルコールに手を出さないようにするためのライフラインです。ソーシャル・ディスタンスが求められる中では、オンラインミーティングがこのギャップを埋めるライフラインになります。

このような社会状況を背景に、Zoomミーティングが人々の関心や期待を集めているのも不思議ではありません。実際に、株価はその状況を反映しています。

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学校や大学では、Zoomを利用してバーチャル講義が行われているところもあります。劇場やバンド、アーティストも、このプラットフォームを使用して制作したコンテンツをファンに提供し続けています。新型コロナウイルスとの戦いの中でも、維持していかなければならない繋がりがあるのです。

新たなコミュニケーションの試み

人々が社会と繋がる新たな方法を模索する中、オンラインで人と繋がる方法の1つとしてゲームサービスも注目されています。たとえば Minecraft や Fortnight は家族との新たなコミュニケーション方法として大人の使用率が高くなっており、Discord や Second Life などのゲームに関連したサービスの使用率も高くなっています。人々は社会的な繋がりを維持するために、テクノロジーをこれまでとは異なる目的で活用しています。

また、ブランドや消費者がインターネットの可能性を広げていくほど、そのトピックに関するオンライン上での会話も増えていきます。そうなれば、ソーシャル・アナリティクスの有用性はより高まります。たとえばQuidの言語分析は、世界中の会話データをアクションにつながる実用的なコンテクストに変え、トレンドの最前線を捉えることを可能にします。

消費者との繋がり方を模索するブランド

新型コロナウイルスの拡大により市場の構造が一変したことで、多くのブランドが新たなビジネスの体制を構築することに苦労しているだけでなく、失業者の急増やテレワークへの移行に対しても、迅速な対応を迫られています。

ブランドは単に時代の先を行くだけではなく、世界がオンラインに移行しても消費者との繋がりを維持する方法を考えていかなければなりません。そもそも、ビジネスを存続できるかが問題となるブランドもあるでしょう。

中小企業はこの危機に素早く対応しています。彼らは、顧客との繋がりを維持するだけでなく、家族を養うために迅速に適応しなければなりませんでした。彼らのように各ブランドもまた、クリエイティブに消費者と繋がる方法を模索していかなけれなりません。

テキスト分析から発見トレンド分析へ

前述のZoomは、ほんの数か月前までほとんどの人が聞いたこともないものでした。しかし今や、利用者が急増し、セキュリティーのさらなる強化が急務とされています。セキュリティーの脆弱性が発覚したためにZoomの株価は下落しましたが、これによりさらに注目が集まり、ポジティブな見方も出てきています。

Quidのテキスト分析ソフトウェアを使用すれば、分野や業種に合わせてカスタマイズしたオンライン上の会話データを収集し、視覚化することができます。グローバルな会話のトレンドをモニタリングし、市場の新たな傾向を検出することができるため、ブランドにとっては方針の転換や新たな商品・サービスの提供など重要な決断を行うための有益な情報を得ることができます。

家でデート

新型コロナウイルスが私たちを離れ離れにしているのは事実ですが、一方で独身の人たちはオンラインで出会いを探しています。出会い系アプリの使用者数は急増しており、独身の人々のあいだで「隔離デート」が話題になっています。男性が自分の電話番号をドローンで女性に届ける動画まであります。

次の画像を見ると、オンラインでのデートに関する会話のうち隔離された環境でのデートに関する会話は7.3%ですが、このトピックは会話の中心にあり、他のトピックとの関連性が強いことが分かります。

パンデミックデートフロムホーム

Tinder や Bumble は、ユーザーが急増したことを背景に以前は有料だったサービスの一部を無料にして利用者への思いを示しました。消費者がブランドからの厚意を感じればその記憶がブランドのイメージとして長く記憶されることを彼らは知っているのです。

現在各ブランドが抱えている問題は、これまでの方法では顧客と接点を持つことができない中で、どのようにして顧客と繋がり、顧客への思いを共有するかということです。方法は業界によって異なりますが、その時々の消費者の関心とブランドとの繋がりを見出すことでヒントが得られます。だからこそ、ソーシャル・アナリティクスによって市場の最前線に立ち、消費者のインサイトを捉えることがますます重要になっているのです。

ソーシャル・アナリティクスによりどのようなインテリジェンスが得られるか、ブランドから社会へどのようなライフラインを提供できるか分析のデモンストレーションをご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

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