by Kimberly Surico | 2020年6月16日| ソーシャルアナリティクス、ソーシャルインテリジェンス
参照元： https://www.netbase.com/blog/social-intelligence-tools/
本記事はNetBase Solutionsによって書かれた上記の記事を翻訳したものです。
ソーシャルメディアを活用することで可能になることはたくさんあります。ブランド認知や信頼度を高めたり、ブランドに対する愛着を築くこともできます。しかし一方で誤った使い方をすれば、ほんの１秒で信頼も愛着も壊してしまう可能性があります。そこでこの記事では、良くも悪くも影響力の大きいソーシャルメディアを活用する上で役に立つソーシャル・インテリジェンス・ツールをご紹介していきます。
ソーシャル・インテリジェンス・ツールを選ぶときに確認すべきポイント
どのような目的でソーシャル・インテリジェンス・ツールを使用するかによって必要な機能は異なります。あなたのブランドに最適なツールを選択するために、以下の３点は確認しておきましょう。
- 必要な情報へのアクセス
ソーシャルメディア・キャンペーンでもリスク管理でも、成功の鍵は必要な情報を把握していることです。リスクやトレンドに気づくことができなければ、競合との競争で優位に立つことはできません。それぞれのソーシャル・インテリジェンス・ツールによってサポートしているSNSやニュースサイトは異なるため、あなたのブランドにとって必要なデータが分析の対象になっているか確認しましょう。 - ブランドヘルスの管理
ブランドの状態を客観的に把握するためには、評価の基準となるベースラインを設け、環境などの変化に合わせて定期的に更新していく必要があります。ソーシャル・インテリジェンス・ツールを選択する際には、設定したベースラインに沿ってブランドヘルスを評価し、異常があった場合はすぐに発見できる機能があるか確認しましょう。 - リスク検知
ベースラインが設定されていても、不測の事態に備えた危機対応プランが準備されていても、リスク要因を素早く見つけられなければ迅速な危機対応はできません。ベースラインを大きく超えた数値や特定のキーワードを含む投稿がないかモニタリングし、異常があった場合にはアラートを通知する機能があるか確認しましょう。
また、ソーシャル・インテリジェンス・ツールには透明性と正確性が欠かせません。ツールのインターフェースが良くても、ベースとなる数値が間違っていれば有用な情報は得られないからです。
そして、それが次世代の人工知能（AI）を使用してNetBase Quidの製品がつくられた理由です。機械学習、ディープラーニング、エキスパートシステム、進化するAIを1つの強力なソーシャル・インテリジェンス・プラットフォームに組み込み、正確なデータと多様な分析機能を提供しています。まず初めに、このツールについてご紹介しましょう。
ソーシャル・インテリジェンス・ツール10選
NetBase Quid
NetBase Quidのツールが、数あるソーシャル・リスニング・ツールの中でもリーダーとして評価されているのには理由があります。NetBase Quidは、AIの技術を使用してソーシャルメディア分析を行い、様々な切り口でデータを可視化して実用的なインサイトを提供します。
分析するデータはソーシャルメディア、レビューサイト、フォーラム、ブログ、ニュース記事、特許などありとあらゆるソースから収集することができ、アンケートや商品レビューなど社内の独自データをアップロードすることもできます。
さらに、どのような分析目的にも対応できる柔軟な分析機能を提供しており、あらゆるソースからのデータと様々な分析機能を掛け合わせることで多くのインサイトを抽出することができます。
また、分析したデータを活用するためのユースケースも豊富に用意されています。NetBase Quidのツールを活用している各業界のトップブランドでは、新たなトレンドの特定、ブランドの健全性チェック、危機管理、キャンペーントラッキング、インフルエンサーの特定、ホワイトスペースの発見、競合分析、カスタマーケアなどを行っています。
Tweetdeck
Tweetdeckは、Twitterの個人用アカウントからビジネス用アカウントまで、複数のTwitterアカウントを１つのプラットフォームで管理できるツールです。Twitter社が所有しており、無料で使用することができます。
このツールを使用すれば、各アカウントへのログイン/ログアウトの手間を省くことができるだけでなく、コンテンツをトレンドやメンション、ユーザーグループなど複数の列に分けて表示できるため、閲覧するコンテンツを自分が使用しやすいようにカスタマイズできます。
また、Twitter上のトレンドをモニタリングしたり、予約投稿機能で投稿する日時を設定したりすることもできるため、マーケティングでTwitterを使用する場合にはぜひ活用したいツールです。
If This Then That（IFTTT）
IFTTTは、インターネット対応デバイス、サービス、アプリケーションなど別々のサービスを連携することができる無料のサービスです。IFTTTのWebサイトやモバイルアプリを使用すれば、コーディングの方法を知らなくても「アプレット」（ブラウザの中に組み込まれて実行される小さなプログラム）を作成することができ、サービス同士の連携を自動で行ってくれます。
たとえば、窓ふきの会社であれば天気予報アプリで雨の予報がでたときに、チームのメンバーへアラートが行くよう設定したり、Facebookを自動化すれば、クライアントの誕生日にメッセージが送られるよう設定することもできます。応用方法を考えればきりがありません。
このツールを使っていつもあなたが手動で行っている作業を自動化すれば、大幅に作業が効率化され、負担が軽減されるだけでなく、時間と費用を節約できます。
Keyhole
ソーシャルメディアキャンペーンの分析にはKeyholeが便利です。Keyholeはキャンペーンモニタリング、インフルエンサーマーケティング、イベントモニタリング、ブランドモニタリングなどに役立つ機能を備えており、とくにハッシュタグ分析に秀でています。リーチやインプレッション、エンゲージメントなどすべてのメトリクスをリアルタイムで測定することができ、チーム、クライアント、パートナー向けのデータレポート作成も簡単です。
段階的なサブスクリプションサービスが提供されていますが、無料の試用版も提供しているので活用してみてください。ソーシャル・インテリジェンスはハッシュタグ分析機能に表れると言ってもいいでしょう。
Hootsuite
Hootsuiteは複数のソーシャルメディアのアカウントを１つのプラットフォーム上で管理できるツールで、ソーシャルメディアキャンペーンなどの配信を一括して行い、各ソーシャルメディアでのパフォーマンスを追跡することもできます。数年前に登場し、今では多くの人に愛用されてます。ソーシャルメディアを活用するブランドにとっては一見の価値があるでしょう。
複数のプラットフォームでの一括投稿の他にも、投稿のスケジュール設定、分析のモニタリング、ブランドの追跡、チームメンバーとの情報共有などの機能があり、Hootsuiteはソーシャルメディア環境において非常に有用なツールです。
Buffer
Googleと同様に、Bufferはそれ自体が動詞になっているほど有名なツールです。ソーシャルメディアキャンペーンの分析や、複数のソーシャルメディアでの一括投稿ができるだけでなく、コンテンツ作成ツールを使用すると、各プラットフォームで投稿が最適に表示されるよう微調整することもできます。また、ユーザーが最大のエンゲージメントを獲得できるタイミングで投稿を公開できるよう、予約投稿も可能です。
現在、Bufferは3つの独立したソーシャルインテリジェンス製品に分割されており、どのツールもブランドがオーディエンスを獲得するために必要な機能を備えています。
- 公開–ソーシャルメディアのスケジューリング
- 返信–ソーシャルメディアのモニタリングとメッセージング
- 分析–ソーシャルメディア分析
Khoros
Khorosは、ソーシャルメディアのモニタリング用プラットフォームであり、ソーシャル・インテリジェンスや、ソーシャルメディアでの消費者との対話をレベルアップしたいと考えているブランドを対象に、企業や部門単位でソフトウェアとサービスを提供しています。
Khorosを使用して、どのタイプのコンテンツがターゲットオーディエンスに反響しているかを分析すれば、効果的なマーケティング戦略を計画できます。また、Khorosのコミュニティ管理ツールとエンゲージメントツールを使用すれば、消費者と関わる機会を逃すことはありません。
変化の早いソーシャルメディアでは、重要な機会を逃さないために素早い対応が必要です。とくにリスクへの対応が遅れればブランドのイメージや信頼に大きな影響があります。PRチームのメンバーなども交えて、このツールがブランドのマネジメントにフィットするか検討してみてはいかがでしょうか。
Mention
Mentionは特定の領域のモニタリングに長けたソーシャル・インテリジェンス・ツールです。10億を超えるソースから情報を収集しているため、データに基づいたキャンペーンを計画することでき、ソーシャルメディアキャンペーンを計画する際にMensionを活用すれば、リーチを拡大し、オーディエンスのボリュームを増加させることができます。
また、ブランドパフォーマンスのデータを定期的に送るよう設定したり、ブランドに関する投稿が増加するなどソーシャルメディアに重要な動きがあった場合にアラートを通知することもできます。
Mentionは、ブランドの発信をオーディエンスセグメントにメッセージで伝える際に役立つパブリックツールも提供しています。
Domo
Domoは、合理的にデータを統合できるBIツールです。データを連携、操作、視覚化し、必要なときにいつでもアクセスできるようにします。また、データがDomoのクラウドにアップロードされると、あなただけでなくその他のメンバーもDomoのインターフェースを介してデータのモニタリングや分析ができるため、複数の拠点やタイムゾーンにメンバーやパートナーがいるブランドにとってはとても便利なツールです。
Domoは、動きの速い現代のブランド向けのビジネス・インテリジェンスです。データを収集して分析できるソーシャル・インテリジェンス・ツールと組み合わせて使うことで、データをより有効に活用できます。
Companion
Companionは、インフルエンサー・マーケティングに特化したツールで、インフルエンサーの投稿したコンテンツやパフォーマンスなどを確認し、ブランドとの関係を管理できます。
インフルエンサーによるROIの最大化にも、提携すべきインフルエンサーの特定にも役に立つため、すでにインフルエンサーと提携している場合も、これから提携するインフルエンサーを探している場合も、一度検討すべきツールでしょう。
Critical Mention
Critical Mentionはテレビやラジオでのメンションにも対応しており、ブランドが追跡しているほとんどのプラットフォームでデータが取れない場合でも、Critical Mentionはより広い範囲からのデータを収集することができます。
また、Critical Mentionは速度を重視して構築されているため検索結果が驚くほど速く得られます。多数の分析機能、カスタマイズ可能なレポート、ワンクリック共有機能なども備えており、必要なときに必要なデータが入手できるツールです。
さらに、より深いインサイトと機能面の充実のため、Critical Mentionは印刷物のデータや、様々な業種・ジャンルにわたるペイウォールコンテンツにアクセスできるライセンスも提供しています。
どのブランドにとっても、Critical Mentionがサポートする幅広い範囲のデータを利用することができれば、様々なメリットがあることは間違いないでしょう。
まとめ
ソーシャル・インテリジェンス・ツールには様々な種類があり、それぞれの機能や価格を比較しながらブランドの分析目的に合ったツールを選ぶのは簡単ではありません。ツールを検討する際には今回ご紹介した内容も参考にしてみてください。
ソーシャルメディアは日々飛躍的なスピードで動いています。分析目的に対して不相応なツールや使いにくいツールで時間を浪費する余裕はありません。反対に、必要なデータや機能を備えた質の高いソーシャル・インテリジェンス・ツールを選択すれば、正確な情報を効率よく得ることができ、市場トレンドの発見やブランドリスク検知など様々な場面でブランドに利益をもたらします。
そしてこれこそ、トップブランドがNetBase Quidを選択する理由です。NetBaseの詳細やデモンストレーションをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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