今話題のデジタル資産「NFT」をNetBaseで紐解く

本記事はNetBase Solutionsによって書かれた記事を翻訳したものです。

ここ数週間、ネット上で「NFT」を見ない日はなかったのではないでしょうか。NFTとは「non-fungible tokens（非代替性トークン）」の略称で、画像、GIFファイル、ツイート、メールなどのデジタルコンテンツの所有権と価値を証明できる固有のデジタル証明書です。一般的な資産に他のデジタルデータと識別可能な唯一無二の価値をつけ、ブロックチェーン上で所有・売買することができます。

NetBase Quidチームは、NetBaseとQuid Socialを使用してNFTに関する100,000以上のソーシャルメディア上の投稿を分析してみました。

NFTに関する投稿数の増加

NFTに関する投稿のボリュームは、より広義の暗号資産に関する投稿のボリュームと比較するとまだ少ないように見えますが、先月、NFTに関する会話は約258%増加しています。

NFTが話題になっている業界

Quid Socialでこの会話の内容を見ると、ほとんどが芸術作品のNFTによる取引についてですが、その他の業界もNFTのトレンドに乗ろうとしており、ゲーム、スポーツ、音楽業界のコンテンツからツイートまで取引されています。

Quid Socialで分析したこれらのクラスターをNetBaseのテーマに変換し、クラスターごとのセンチメント傾向を分析したのが次のグラフです。ゲームに関するコンテンツのNFTでもっともポジティブはセンチメントが見られることが分かります。

ネガティブな意見

しかし、このトレンドは定着するのでしょうか？NFTに関する会話ではネガティブよりもポジティブの傾向が強いですが、NFTには不都合な点もあります。NFTはマイニングに膨大なエネルギーを必要とするイーサリアムを使用して取引されており、これに対する反発の声も上がり始めています。

この分析で使用されているNetBaseのトピックや、クラスタリングに使用したQuidSocialについてのご質問は、NetBaseサポートサービスまでお気軽にご連絡ください。