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by Robyn Lindars | 2019年12月16日| マーケティング、ソーシャル分析、ソーシャルメディアインテリジェンス
参照元:https://www.netbase.com/blog/channel-targeting/
本記事はNetBase Solutionsによって書かれた上記の記事を翻訳したものです。
プロモーションやキャンペーンの広告費用をどのように振り分けるかは、企業にとって重要な問題です。ターゲットの消費者があまり見ることのないサイトに広告を出して予算を無駄にしないために、ソーシャル・アナリティクスで効率的にチャネルを選択しましょう。
この記事では、チャネル別に投稿者の属性やブランドに対するセンチメントの傾向を分析し、広告をだすべきチャネルをターゲティングする方法をご紹介します。
ソーシャル・アナリティクスのソース
はじめのステップは、ソーシャル・アナリティクスに使用するツールが、どのソースからデータが取得できるかを確認することです。ウェブの広い範囲から消費者の投稿データを取得できないと、ウェブ上での会話のポイントやトレンドを見逃してしまうことがあるので、十分なソースからデータを取得できるか確認しましょう。
NetBaseは以下のソースに対応しています。
- Twitter、Facebook、Instagram、Tumblr、YouTube、その他のソーシャルネットワーク
- コメント
投稿に返されたコメントのデータ。 - ブログ
Mommy Blog、Kotaku、Gizmodo、Gawker、LiveJournalなど。 - ミニブログ
通常のブログ投稿よりもコンテンツが大幅に少ないサイト。 - フォーラム
Reddit、子育てフォーラム、eBayフォーラム、BabyCenter、Reddit、Gaia Online、CafeMom、InvisionFreeなど。 - 内部データ
NetBaseにインデックスした組織内部の独自データ。
- ニュース
New York Times、PR Newswireなど。
- 消費者レビュー
Buzzillionsやトリップアドバイザーなどのレビューコメント。
- プロフェッショナルレビュー
CNET、PCWorldなど。
- その他
企業、政府、教育、およびその他のソース。Pandora、Netflixなど。
ソースの範囲を確認したら、プロモーションに使用するチャネルを選択するため、どこにあなたのブランドのターゲットとする消費者が隠れているのか分析してみましょう。
チャンネルごとの傾向比較
チャネルの分析では、チャネルごとに消費者が話している内容やセンチメントの傾向を分析し比較します。そのため分析に使用するツールは、データの深掘りができるツールが望ましいでしょう。ドリルダウンカテゴリーの分析でも、ブランドの分析でも、キャンペーンの分析でも、各チャネルで発生している会話のトレンドを比較することで、重要な情報が得られます。
例えば、「センチメント傾向」を比較すれば、どのチャネルではブランドに対する好感度が高く、どのチャネルでは低いかがわかります。ブランドに対する好感度が低いチャネルに広告の費用を割くのはお勧めしませんが、あえてそのようなチャネルで広告を出すことによって、消費者の感情を変化させられる可能性もあります。どちらにしても、チャネルごとにセンチメントの傾向をしっかり把握した上で戦略を立てることが重要です。
チャンネル分析のダッシュボードを作成する
NetBaseは、分析目的に応じて簡単にダッシュボードを作成することができます。チャネル分析の場合は、Source Type Overviewというダッシュボードテンプレートを使用して、各チャネルの投稿数、メンション数、ポジティブとネガティブの割合などのデータ比較を1画面にまとめることができます。
下の画像のように、頻出するキーワードやハッシュタグ、トレンドキーワード、最も共有されているコンテンツも並べて比較できます。
ブログ、フォーラム、ニュースのチャンネルは、 上位のキーワード、トレンドキーワード、ドメインごとの投稿数を比較しています。
また、ダッシュボードは自由にカスタマイズできるので、上記のテンプレートにウィジェットを追加したり、フィルターをかけたりすることもできます。
各チャンネルの分析
ダッシュボードの分析をさらにドリルダウンして、各チャネルの特徴を分析してみましょう。
NetBaseでは、ダッシュボード上で気になるウィジェットがあれば、「分析」アイコンをクリックして簡単に分析画面に移動し、より詳細な分析が行えるようになっています。分析画面に移動すれば、NetBaseが提供している様々な機能を使用して、データをあらゆる角度から分析できます。ここからは、チャネル分析に役立つウィジェットの一部をご紹介します。
「情報源」ウィジェットでは、データのうち何%がどのチャネルの投稿かを確認できます。下の画像では、情報源をTwitter、コメント、フォーラムのデータだけに絞ったため、グラフに3つのチャンネルのデータの割合が表示されています。この場合、Twitterからの投稿がほとんどであることがわかります。また、以下の情報も確認できます。
・すべてのチャネルの合計投稿数
・各チャネルの投稿数とシェア
・各チャネルのトレンドチャート
・ドメインのリスト
ドメインのリストでは、投稿数の多いドメインが上位からリストされているため、ターゲティングを検討すべきチャンネルが一目瞭然です。数値だけでは判断できませんが、効率的にチャネルのパフォーマンスを確認できます。
「利用者層」ウィジェットでは、そのチャネルの投稿者の属性を分析できます。チャネルごとに、性別、年齢層、関心、職業など属性の傾向を把握し、選択したチャネルに合った広告の内容を判断するのに役立ちます。
「地理的地域」ウィジェットでは、投稿が発信されている場所を確認できます。また、ターゲットとなる地域が決まっている場合には、その地域でどのチャネルが最も使用されているかも分析できます。
「ストリーム」ウィジェットでは、分析条件に一致する投稿が具体的にどのようなものなのか、リアルタイムに実際の投稿を確認できます。
「ワードクラウド」ウィジェットでは、分析対象のトピックと関連して使用されているキーワードやハッシュタグ、絵文字、ブランド、人名、事物が確認できます。ワードクラウド上のキーワードをクリックすれば、そのキーワードを含む投稿にドリルダウンして分析することもできます。
各チャネルで影響力のあるインフルエンサーを特定するには、「投稿者」ウィジェットが役に立ちます。このウィジェットでは、投稿者ごとに投稿/メンション数、フォロワー/ビジター数、エンゲージメントが表示されており、影響力のあるインフルエンサーを特定することができます。投稿者をクリックすれば、その投稿者のこれまでの投稿などが確認できます。
AIによる消費者の分析
広告を出す前には、チャネルごとに特性を分析し、広告の目的やターゲットの属性などに基づいてチャネルを選択することが重要です。ターゲットとなる消費者がウェブ上のどこにいるのか、どのチャネルがブランドへの好感度が高いのかがわかれば、予算や手間をどこに割けばいいのかが明確になるでしょう。
ただし、適切にターゲットとなるチャネルを見つけるためには、数字だけでなく内容も考慮する必要があります。例えば、分析しているトピックの投稿の中でTwitter投稿の割合が最も多い場合、Twitterに焦点を絞って分析すればいいように思えるかもしれませんが、投稿数の少ないチャネルにも重要なインサイトが隠れていることがあります。インサイトを提供するAI Studioも活用して、量と質の両方からデータを考察するようにしましょう。
広告を出すチャネルが決まったあとも、ターゲットに共鳴する魅力的な広告を作成したり、インフルエンサーマーケティングを検討したりしなければなりません。その際に必要となる消費者の分析にも、NetBaseは対応しています。
NetBaseやAI Studioのデモンストレーションをご希望の方は、以下のお問合せフォームからお気軽にお問合せください。
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